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「まずは遠い中、足を運んでくださったサポーターの皆様に勝利をプレゼントできたことを嬉しく思います。

今週は人工芝のグラウンドで何とかトレーニングはできましたが、移動に関してずいぶん苦労がありました。それから、これを言うと日本の社会の中では言い訳になるので敢えて勝ったから言いますが、ブルーノの風邪、大塚もギリギリまで様子を見ましたがやはりキャンセルということで、状況的には悪くなるだろうと思っていました。そんなアウェイで勝ち点3を取れたのは大きいと思います。
前半は風下だったためラインを高めに保つことに気を使いました。これまでのゲームでは立ち上がりの10分間が悪かったのですが、前線からしっかり守備をしてくれたおかげでいい入り方ができたと思いますし、非常にアグレッシブだったと思います。後半はセットプレー時の不安定さがありましたが、1点先制した後は相手もリスクをおかしてきたせいもあり、いい形で2、3点目を入れることができました」

Q：かなりメンバーが変わっても心配はなかったという根拠は？
「選手個人的にどうこうという心配ではなくチームとして練習ができたので、一部違う伝わり方をしていましたが、そういうことです」

Q：4バックラインの評価は？また、59分の和波選手の交代がポイントになったように思うが？
「西澤と曽田はこれまでも出ていたし心配ありません。右の池内が初出場だったと思いますがキャンプから何回も試していたし、二十歳以来だという右サイドも無難にやってくれたと思います。和波は1枚イエローをもらっていたし、この次ファウルをしてもう一枚もらうと後の展開が厳しくなるので交代しました」

Q：ダヴィ選手が得点という結果を出したが、その評価は？また、1得点1アシストの西谷選手の評価は？
「ダヴィは前半決定的なチャンスを2回逃しているので、それを考えると何とか決めることができてよかったのではないでしょうか。ただ、点を入れた以外にも、FWとして基点になったりポストプレーをしたりという活躍もあり合格点だと思います。西谷選手については前半の膠着した中でなかなか良さを出せませんでしたが、後半スペースができ始めてからは本来のパフォーマンスを発揮してくれたと思います」

Q：2試合連続無失点という結果は評価していいのではないか？
「まだまだ、『失点するかも。』という気持ちにさせる不安定感があります。決定機を前半は1回、後半も2回くらいというレベルで抑えたいです」

Q：前半、徳島のDFラインとGKの間にできたスペースへボールを蹴っていたのは？
「風下であったので、止まるということを考えた狙いでした」


●西谷正也選手（札幌）：
アシストに関してはよかったと思うが、シュートは相手に当たって入った。もっと練習しないと。動き自体はよかったと思います。ゲームも、ツートップがしっかりとボールを収めてくれたので前を向いて思い切ってプレーできました。

●中山元気選手（札幌）：
前半、ダヴィがチャンスを数回逃していたし、我慢していたような展開でした。やりたいことがみんなバラバラだったし、足元にボールを入れすぎた気もします。後半に1点が入ってからは、チームの雰囲気もよくなりパスもつながりはじめました。雪や病人の件でチーム状況は少し悪いが、勝とうという気持ちが相手より勝っていたと思います。

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